エクアドル・恐怖の遠足

今日は♪

中南米コンシェルジュの武内祐子です。

それはエクアドルに住んで半年ほどが経った頃。

会社のメンバーの懇親と、新しい登山ガイドさんとのご挨拶を兼ねて、

遠足登山が計画されました。

出欠の際に「ゆうこももちろん行くよね?」と聞かれましたが、

実は私は無駄な運動はしたくないし、長距離走とか登山とか、そういった有酸素系の長時間運動は出来る限り避けていきたいタイプ。

家でポテチを食べながら本を読んだり、YouTubeで韓流ドラマを見るのが私のエクアドルでの癒しの時間だったのです。

まぁ、頑張って登頂した暁には、山頂に必見の寺院か何かがある!とかなら俄然やる気が出るのですが、ただの登山はちょっと・・・。

でも、いつもオフィスを掃除してくれるおばちゃん家族も参加するし、
懇親会なんだからきっとピクニックレベルだろうし、

放っといたら私は登山には参加しないタイプなので、この機会に重い腰を上げて参加してみる事にしたのです。

 
今回みんなで登る山はルミニャウイ

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エクアドルの富士山と呼ばれる、標高5897mの世界一高い活火山・コトパクシの向かいにある山です。

エクアドル先住民の言葉、ケチュア語でルミは顔、ニャウイは岩。

つまり岩の顔と言うだけあり、人の横顔の様な形をした山で、
今回は3つ頂上がある内の一番左に登るそうです。

この山はキトから車で1時間半の所にあるコトパクシ国立公園の中にあります。

公園の近くに入ると、鹿や、放し飼いの羊の群れ、ボ〜っとしているアルパカ、

幸せそうに朝ごはんを食べているブタさん達がいて、かなり癒し系の、のどかな雰囲気・・・💕

キトを6時に出発したので、この時点でまだ朝の8時前。

公園に入ると、コトパクシがカリスマ的に光り輝いていました✨

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絶景に感激しながらバスを降り、みんなで準備運動をしたら、いよいよ登山開始です。

スタートの時点標高3800m。

すでに富士山以上かぁ・・・

 
でも、最初は普通の草原を歩く様な感じで、傾斜もそんなに急でなく全然余裕♪

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途中でちゃんと休憩も取ってくれて、持ってきたスナックを食べてご機嫌です♪
めっちゃ気持ちいいし、来てよかった~😆💕

いつもオフィスをキレイにしてくれる掃除のおばちゃんは小学生の息子等家族5人での参加。

ガイドさんに「最初からそんなにお菓子食べたら途中でなくなるよ~」と言われながらも、
「自分でもっとお菓子持って来たから大丈夫♪」と食欲旺盛なおばちゃん。

綺麗な高山植物の花も咲いていて、片道4時間の道のりの内、8割はこんな感じで楽しく過ぎていったのですが・・・

途中からだんだん様子が変わってきました😳

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これは通称・砂地獄(私が呼んでるだけ)

ズボズボと足が吸い込まれ、靴の中にめっちゃ砂が入って来ます。

しかも、ここで気付いたのですが、この日、私はうっかりハードコンタクトレンズを付けていたのです・・・

風が吹いたり、前の人が砂を巻き上げる度に目に砂が入って死ぬほど痛い・・・💦

 

目の痛みに耐えきれず、私が泣きながら登っていると、

みんなが「ゆうこが泣いてる?!どうしたんだ!」と。。。

「コンタクトで目が痛くて痛くて・・・」
と言うと、

ガイドさんがこの子は何やってんだ?と言わんばかりの呆れ顔の笑みを浮かべながら、

「ゆうこは一番前でオレの後に着いて来い!」と。。。

今回一番心配されるのは確実に掃除のおばっちゃんでしょ、と思ってたのに、何という不覚・・・😱

チラリと見ると、何と掃除のおばちゃんと小学生の子供達は特に息切れする様子もなく、タンタンと歩を進めています。

これが先住民系の実力・・・😳

恐るべし・・・

砂地獄を抜けると、段々本気で険しい岩肌が立ちはだかります。

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まさかの4つ足歩行ですよ。

それにしても、ホント目が痛い・・・

殆ど砂と涙で前が見えない状態でこの岩はヤバい・・・

そんな極限状態の中、聞こえてきたのが今日の必死の一言。

 

「Cuidado!」(クイダード!)

=Watch out!

=気をつけろ!


「ROCA-!!! ROCA-!!!」(ロカー!ロカー!)
=Rock!!! Rock!!!

=岩ー!岩ー!


へっ!?💦と思って見上げると、何とソフトボール大の岩がゴロゴロと砂煙を上げながら
落ちてきているではありませんかっっ💦

ギャー!!!!

確か昔ドンキーコングにこんな攻撃あったな・・・

上を行く人がうっかり足で岩を落としてしまったときに叫んでいる様で、
下手したら下の人の顔面に岩が直撃してお岩さんですよ。

そうなりゃまさに私がルミ(顔)・ニャウイ(岩)なので、見えない目を必死に開きながら岩を避けるという地獄絵図・・・☠️

なんだこれ・・・

こんなとこ絶対お客さん連れてこれないし・・・

距離で言うと岩になってからは最後の1割もないんでしょうが、実際にはそこを越えるのに
2時間位掛かりましたよ。。。

最後は下を見ると気持ちも死にそうなので何も見ず、無心で一気に登りました。

そうして泣きながらもようやく頂上に到着~❗️

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頂上は狭すぎて、1人ずつしか登頂写真を撮れません。

頂上の標高は4680m。




おいおいおい・・・会社の遠足ってレベルじゃないだろう・・・

そして、ここでガイドさんから衝撃の一言が。

「みんな頂上がゴールだと勘違いしてるけど、頂上は道の半分。
帰りは疲れてるし集中力もなくなってて一番危ないから注意する様に!」  

た、確かに。。。

今からまたあの岩を下りて、砂地獄に戻るのかと思うと怖すぎ・・・

全身砂だらけになり、もう二度と来ないぞ!と誓いながら、意を決して
とにかく無心で下山しました。

この様にどうにも引き返せない状況になったら、覚悟を決めて心を鎮め、無の境地に出発しましょう。

そんな技も、南米で鍛えられることの1つです・・・😅

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